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進化するベストセラーAVレシーバー「NR1710」登場!



 

5月17日にスリムデザインAVサラウンドレシーバーの新モデル「NR1710」が発表されました。
今回は5月15日にディーアンドエムホールディングス本社で開催された新製品発表会の様子を交えながら、サウンドマネージャーの尾形とマーケティング担当の高山にNR1710の開発コンセプトや製品のねらいなどを聞きました。

 

マランツ サウンドマネージャー 尾形好宣(写真左) 国内営業本部 マーケティング担当 高山健一(写真右)



 

 

AVサラウンドレシーバー
NR1710​
希望小売価格: 90,000円(税抜価格)



NRシリーズが、なぜAVアンプ全カテゴリーで市場シェアNo.1なのか

GFKデータより2018年6月から2019年4月まで(2019年1月のみ2位)


●まずNR1710の概要について教えてください。

高山:NR1710は7.1ch AVサラウンドレシーバーの新モデルで、ベストセラーモデルである薄型 AVサラウンドレシーバーNR1609の後継となります。今回新たに搭載した機能としては、最新の3Dバーチャルサラウンド技術である「Dolby Atmos Height Virtualizer」や「eARC」、「Bluetoothヘッドホンへの送信機能」などが挙げられます。さらに全ての回路基板を再設計することで、音質のさらなる向上を図った点も大きな進化ポイントとして挙げられます。発売は2019年6月中旬を予定しています。(ファームウェア・アップデートでの対応予定。)

 

●発表会では、NRシリーズの現行モデルであるNR1609はAVアンプカテゴリーにおいて、モデル別の市場シェア1位という説明がありました。NRシリーズの人気の理由はどこにあるのでしょうか。

高山:NRシリーズ自体はすでに10年以上やってきているシリーズですが、2017年のNR1608あたりから市場で高い評価を得るようになり、2018年に発売したNR1609は一年間ほぼ毎月シェア1位を獲得するまでになりました。
GFKデータより2018年6月から2019年4月まで(2019年1月のみ2位)

 

 

↑発表会資料より


NRシリーズの商品企画時からの基本コンセプトは「スリムデザイン」「リビング機器のコントロール」「マランツサウンド」の3つです。つまり「薄型AVアンプでありながら、音質、機能ともに妥協のないマランツクオリティである」ということです。これは、リビングルームの限られたスペースの中でも、しっかりした音質と機能性を持ったAVアンプを使いたいというニーズに対するマランツとしての回答とも言えます。このコンセプトが今ようやく浸透してきていると感じています。

●AVアンプはたしかに大型のものが多いですよね。

高山:はい。一般的なイメージでは、AVアンプは大きいものでしょうね。AVアンプが大きくなってしまう理由としては入出力端子の種類や数、パワーアンプの出力の大きさやチャンネル数などが挙げられます。

一方、NRシリーズは、現代のリビングシアターにおいて実際に必要とされている入出力端子を厳選して装備し、パワーアンプの出力をあえてリビングルームでの使用に必要十分なレベルに留めることで薄型化を実現しています。

尾形:市場には薄型のAVアンプは他にもありますが、比較的コストを抑えたエントリークラスのモデルが多く、NR1710にはHDMIの端子が8系統装備されていますが、それが少なかったり、パワーアンプのチャンネル数が少なかったりします。

その点マランツのNRシリーズは、入出力端子の数、機能性、音質などに関して妥協をしておらず、そこが評価につながっていると感じています。

 

↑マランツ サウンドマネージャー 尾形

●オーディオファンやAVアンプが好きな方は大きくてもいいのでしょうが、家族からすれば「リビングルームに大きなAV機器を置きたくない」というのが本音ですよね。

高山:そうなんです。AVアンプは大きくなくてはならないという固定観念を破っていくのが、NRシリーズのコンセプトです。



「5.1チャンネル」ではなく、あえて
サブウーハー、センタースピーカーなしで試聴する理由

 

↑記者発表の際に行われたNR1710の試聴の様子。センタースピーカーは設置していない


●固定観念といえば、試聴室での映像コンテンツの試聴でも、最初はセンタースピーカーとサブウーハーを使わずに再生していましたね。

高山:ご家庭でAVアンプを購入する際にためらわれる理由はいくつかあると思います。「リビングに大きいアンプを置きたくない」ということ以外でも、「たくさんスピーカーは置けない」「大きな音が出せない」と言う声もうかがいます。

じつは再生環境について言えば、必ずしも5.1チャンネルを構築しないと、ホームシアターとして良い音で映画が楽しめない、というわけではありません。たしかにホームシアターといえば、「5.1チャンネルサラウンドが基本」なわけですが、「5.1チャンネルでなければホームシアターではない」というわけでないのです。そのことを実際に体験していただきたかったのでNR1710の発表会の中では、最初にセンタースピーカーとサブウーハーなしで聴いていただきました。

尾形:実際の設置状況を考えても、ご家庭ではセンターの位置にはテレビがあってセンタースピーカーを置く場所がないよ、という方はいらっしゃると思うんです。

ただ固定概念として「センターがないと音が出てこないんじゃないか」とか「ボーカルが薄くなったりするんじゃないか」とか「サブウーファーがないと低音が出ないんじゃないか」などの心配をされる方もいると思いますが、センタースピーカーやサブウーハーを使わなくても十分に良い音で楽しむことができます。

ステレオの2チャンネルでも音楽を聴いていただきましたが、NR1710はそうしたHi-Fi的な音楽再生でも十分高音質を楽しんでいただけるポテンシャルを持っています。

 

↑映像コンテンツの試聴の様子


音質面では、静けさの表現、聴感上のS/N感がさらに向上

 

↑2チャンネルのステレオ音源での試聴の様子


●発表会の試聴では前モデルのNR1609との音質比較があり、音質面でも大きな進化を感じました。NR1710の音質面についてお聞かせください。

尾形:NR1710は前モデルであるNR1609から電源ブロックコンデンサーやダイオードなどの主要パーツをそのまま引き継いでいます。ですから音の質として先代とよく似ていますが、音の仕上げにしっかりと時間をかけることでより音質を磨き上げることができました。

 

↑記者発表資料より


●音質検討にかける時間の長さは、重要なのでしょうか。

尾形:重要です。AVアンプは非常に多機能なので、音質検討のチェック項目がたくさんあり、常に時間がかかります。主要パーツが変わった場合は、まず基本的な部分から立ち上げていく必要がありますが、主要パーツを踏襲した場合はスタートのレベルがもともと高いわけですし、さらに時間をかけて入念にチューニングできるので、音質面ではかなり手を入れることができます。

●今回のNR1710の音質面での進化を言葉で言うと、どうなりますか。

尾形:「静けさ」の表現が向上しました。もう少しオーディオ的な言い方をすると「聴感上のS/N感」が向上した、と言えるでしょう。S/N感が上がってくると、音の彫りが深くなって、平坦だったものがだんだん立体的に感じられるんです。たとえば音がフッとなくなるところの静けさ、あるいは、音像の立体感、定位感などが良くなっていると思います。

 

●発表会ではステレオの音源をフロント2chのバイアンプ駆動でも試聴しましたが、ずいぶん音が変わるなと思いました。

尾形:正直に言って、NR1710を薄型にするためにいちばん我慢をしているのがパワーなんです。そこをカバーするためにNR1710のフロントスピーカーをバイアンプで駆動すればパワーに余裕が出ます。それで音質がどっしりしてくるわけです。

●例えば2チャンネルのスレテオ音源でリスニングをすることが多いユーザーであれば最初からバイアンプに設定しておくのもいいですよね。

高山:バイアンプ出力は、サラウンドバックとハイトの兼用のチャンネルから出しますから、5.1チャンネルで使う方なら、わざわざ接続を変えなくてもそのままフロントスピーカーをバイアンプで使うことができます。バイアンプ(バイワイヤリング)対応のスピーカーが必要になりますが、ぜひバイアンプでもお使いいただきたいと思います。

 

Nリビングをシェアするための様々な機能



●機能面では、テレビ画面にスポーツを映しながら、スピーカーから別の音楽が聴けるといったスポーツバーのような設定できるHDMIマルチインプットアサイン機能や、Bluetoothの送信機能(ファームウェアアップデートで対応)がありました。これらはリビングに家族が集まっている時にいいなと思いました。

高山:はい、まさにそこがNR1710の機能面でお伝えしたかった点です。NRシリーズは映画を見るためのだけのAVアンプではなく、リビングの様々な機能を集約した「リビングコントロールセンター」の役割を果たしているところが、多くの方からご評価いただいている点だと思っています。

近年、リビングの生活が多様化するなかで、たとえばHDMIマルチインプットアサイン機能をつかって「お父さんは野球を見ながら、家族は好きな音楽を聴いている」というシーンが可能になりました。またBluetooth送信機能があればBluetoothヘッドホンを使って大きな音で映画をみている息子さんの隣で、集中して仕事をするといったこともできます。

こういった新機能で、より楽しく、よりシェアしやすいリビングづくりへのお手伝いができたらありがたいなと思っています。

 

●今日はありがとうございました。

 



サウンドマネージャー尾形とマーケティング担当高山のインタビューはいかがだったでしょうか。さらに進化した薄型AVレシーバー「NR1710」は、音、機能ともに先代のモデルをさらに洗練させたものとなっています。ぜひ一度店頭で、そのサウンドと使い心地をお確かめいただきたいと思います。

2019年6月11日

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