最新サラウンドフォーマット Dolby Atoms, DTS:X 対応
■ Dolby Atmosに対応
まったく新しいシネマサウンド技術「Dolby Atmos」に対応。Dolby Atmosは、チャンネルベースのサウンドトラックの上に制作者が自在に配置し、縦横無尽に動かすことができる独立した音響要素「オブジェクト」を重ね合わせることにより、これまでにないリアルな音響体験を実現。
さらに、サラウンドスピーカーに加えてオーバーヘッドスピーカーを使用するため、実際の世界と同じように頭上からの音を再現することができます。
頭上も含む全方位に展開する自然な音響空間に包み込まれることにより、リスナーはあたかも映画の世界に入り込んだような感覚を得ることができます。
また、従来のDolby Atmos非対応コンテンツを視聴するときにもDolby Surroundのアップミックス機能により、オーバーヘッドスピーカーを使用した再生が可能です。
SR7010は、9chの内蔵アンプにより[ 5.1.2 ch ] 、[ 5.1.4 ch ] 、[ 7.1.2 ch ]の構成に対応。
さらに最大9.1.2chのプロセッシングが可能なため、外部パワーアンプを追加することで、[ 7.1.4 ch ] 、[ 9.1.2 ch ]までシステムを拡張できます。
また、オーバーヘッドスピーカーに内蔵アンプをアサインし、フロントchをプリアウトして外部パワーアンプでドライブできるなど柔軟なスピーカーアサインが可能です。

DTSによる最 新のオブジェクトベース・サラウンドフォーマット「DTS:X」にも無償のオンライン・ファームウェア・アップデートで対応します。
DTS:Xは、従来のチャンネルベース方式のサラウンドサウンドに対し、音像の移動感を表現するオブジェクト信号を付加したサラウンドフォーマットです。オブジェクト信号に記録されている音声情報と3次元の位置情報を再生環境に合わせてリアルタイムに演算して出力するため、どのような再生環境でも最適化された豊かで臨場感あふれるサウンドをお楽しみいただけます。
また、既存のオブジェクトオーディオを含まないオーディオ信号については「Neural:X」により、スピーカーの構成に応じて最適なアップミックスを行います。
■ 4基の32bitフローティングポイント DSP
Dolby Atmos やDTS:Xなどのサラウンド音声信号のデコーディングやレンダリング、11.2ch分の音場補正など負荷の大きな処理を同時に行い、高音質を実現するためには非常に高い処理能力が求められます。
SR7010は、AV8802Aと同様にアナログ・デバイセズ社製32ビットフローティングポイントDSP、第4世代「SHARC®」プロセッサーを4基搭載。高度な処理能力によって音源の持つクオリティを余さず引き出します。
Dolby Atmos、DTS:Xのほか、DTS Neo:X(11.1ch)、Audyssey DSXに対応。
さらに、DSD(2.8MHz)、リニアPCM (192kHz/24bit)のマルチチャンネル信号のHDMI入力にも対応しています。
■ Audyssey MultEQ XT32、Sub EQ HT
専用マイクによるオートセットアップ機能「Audyssey MultEQ XT32」を搭載。最大8ポイントでの測定結果をもとに、スピーカーの距離、レベル、およびサブウーファーのクロスオーバー周波数を最適な状態に自動設定します。
さらに、接続されたスピーカーとリスニングルームの音響特性を測定し、時間軸と周波数特性の両方を補正することで、ルームアコースティックを最適化。かんたんな操作でクリアな定位、シームレスで流れるようなサラウンド効果を楽しむことができます。
2台のサブウーファーを個別に測定、および補正する「Sub EQ HT」も搭載しており、それぞれに最適な設定を自動で行うことができます。
また、セットアップマイクを取り付けるためのマイクスタンドを付属。マイクの高さを座ったときの耳の高さに合わせて調整することで、より精度の高いスピーカーのセットアップが可能です。
実用最大出力 235W(6 Ω、1 kHz、THD 10%、1ch駆動)、全チャンネル同一回路構成、4Ωスピーカー対応のフルディスクリート・パワーアンプを搭載。
Hi-Fiコンポーネントで培われたマランツ独自のディスクリートアンプ回路設計技術を投入し、徹底した音質チューニングを行っています。
全チャンネルを同一構成とすることによってスピーカー間の音質差を排除し、シームレスなサラウンドサウンドを実現。静寂に包まれたコンサートホールの空気感、ダイナミックな映画の迫力を存分に味わうことができます。
ハイトチャンネルを使用しない場合にはバイワイヤリング対応スピーカーを4chのアンプで駆動する「フロント・バイアンプ」や2組のフロントスピーカーを切り替えて使用できる「A+B」、「マルチゾーン」など多彩なアンプアサインが可能です。
■ HDAM®搭載の電流帰還 型ハイスピード・プリアンプ
プリアンプには、超ハイスルーレートを誇る、マランツオリジナルのディスクリート高速アンプモジュール「HDAM® SA2」を搭載した電流帰還型回路を採用。
オペアンプを使用した場合に比べ約10倍のスルーレートを実現し、広帯域で情報量が多く低歪、ハイスピードなサウンドを実現しています。
アナログ回路との相互干渉を排除するために、DSPやネットワーク、USBなどのデジタル回路への電源供給には専用の「ローノイズSMPS」を搭載しました。
スイッチング周波数を最大で従来の約3倍に引き上げることによってスイッチングノイズを可聴帯域外へシフトさせています。
また、DSPなどのICへの電源ラインにはESR(等価直列抵抗)が極めて低い導電性ポリマーコンデンサーを使用して高周波ノイズを低減。基板には2層のグラウンド専用層を持つ6層基板を採用。
グラウンドのインピーダンスを下げるとともに、高周波ノイズのシールド効果を高めています。
Hi-Fiネットワークオーディオプレーヤーに匹敵するノイズ・コントロール・テクノロジーにより、見通しが良く、立体的な空間表現を実現しています。
■ 最新世代の32bitプレ ミアムD/Aコンバーター
試聴を繰り返し、最新世代の32bit対応D/Aコンバーター「AK4458」を採用しました。
S/Nが高く、歪みが極めて少ないため、繊細な音の描写、透明感の高い空間表現に優れています。
内蔵のデジタルフィルターは32bit処理によりきめ細かく自然なサウンドを実現します。
マルチチャンネル駆動時でも余裕のある電源供給ができるよう、強力な電源回路を搭載。
大型EIコアトランスとカスタムメイドの大容量ブロックコンデンサー(15,000μF×2)により高い瞬時電流供給能力を実現し、高い駆動力が要求される大型スピーカーも正確かつパワフルにドライブします。
内部に剛性を高め、共振を防止するリブを設けた新型の高密度インシュレーターを採用。
楕円形のリブによって定在波を防止し、素早く振動を減衰させることにより、再生音への影響を抑えています。
4K Ultra HD / HDCP 2.2に対応
■ 8入力/3出力すべての HDMI端子がHDCP 2.2に対応
最新のHDMIレシーバー/トランスミッターICを採用し、8入力/3出力すべてのHDMI端子を4K映像コンテンツに対する著作権保護技術「HDCP 2.2」に対応させました。
衛星放送やインターネットを通して配信される4K Ultra HDコンテンツの超高精細映像を臨場感あふれるサウンドとともに楽しむことができます。
HDMIコントロール機能(CEC)は7社(ソニー、パナソニック、東芝、シャープ、日立、三菱 、LG)のテレビとの連携が可能です。
HDMIスタンバイパススルーにも対応しているため、本機がスタンバイ状態のときでも本機に接続された機器の映像、音声をテレビにパススルーすることができます。
■ 4K / 60p、HDR、 BT.2020パススルーに対応
HDMI入力は、毎秒最大60フレームの4Kビデオ信号に対応。4K / 60p入力に対応したテレビと接続することで、4Kビデオのこれまでにない高精細かつスムーズな映像を楽しめます。
さらに、[ 4K / 60p / 4:4:4 / 24bit ]や[ 4K / 60p / 4:2:0 / 30bit ]、[ 4K / 60p / 4:2:2 / 36bit ]などの映像フォーマットに対応し、色情報の密度と階調性のなめらかさを両立した映像表現を可能にしました。
さらに、映像のダイナミックレンジを拡張する新技術「HDR」や従来のHD映像の2倍以上の広色域表現を可能にする「BT.2020」のパススルーにも対応しました。
■ Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)対応
Wi-Fi(無線LAN)接続に対応しているため、設置場所に有線LAN環境がなくても、ネットワークオーディオやインターネットラジオ、Remote Appを使用することができます。
ルーターへの接続は、ボタンひとつで対応ルーターにつながる「WPS」やiOSデバイスからの有線・無線での設定コピーにも対応。テレビ画面に表示されるガイダンスに沿って簡単な操作でネットワーク接続が行えます。
iOSデバイスやAndroidスマートフォンなどのBluetooth(A2DPプロファイル)対応機器からのワイヤレス音楽再生に対応。テレビ画面または本 機のディスプレイに曲名、アルバム名、アーティスト名を表示することができます。
またAVRCPプロファイルにも対応しているため、本機のリモコンでBluetooth機器を操作することができます(再生、一時停止、停止、スキップ、早戻し/早送り)。
FM/AMラジオチューナーを搭載しておりラジオも良い音で楽しめます。95MHzまでのFMラジオの受信に対応しており、全国で開局が進んでいるFM補完放送「ワイドFM」を聴くことができます。また、最大で40の放送局をプリセット登録できます。
※ FM補完放送(ワイドFM)とは、AM放送局の放送区域において、難聴対策や災害対策のために、従来のFM放送用の周波数 (76 MHz 〜 90 MHz)に加えて、新たにFM放送用に割当てられた周波数(90 MHz 〜 95 MHz)を用いて、AM番組を放送すること意味しています。
■ DLNA 1.5対応ネットワークオーディオ機能、AirPlay
DSD(2.8MHz)、FLAC、WAV、AIFF(192kHz / 24bit)、Apple Lossless(96kHz / 24bit)ファイル再生に対応したDLNA1.5 準拠のネットワークオーディオプレーヤー機能を搭載。PCやNAS上の音源をネットワーク経由で再生し、話題のハイレゾ音源を手軽に楽しむことができます。
また、FLAC、WAVファイルに加え、DSD、AIFF、Apple Losslessファイルのギャップレス再生にも対応。ライブ盤などを聴いても曲間で音が途切れることがありません。
さらに、AirPlayにも対応しておりiTunesやiPod touch、iPhone、iPadから音楽をワイヤレスストリーミングすることができます。
■ ネットワーク / USBメモリー対応フォーマット

■ DSDファイル再生対応 フロントUSB-A入力
USBメモリーからの音楽ファイル再生と、iPod / iPhoneとのデジタル接続に対応するUSB-A端子をフロントパネルに装備。
USBメモリーに保存したDSD、FLAC、WAV、AIFF、ALACなどの音楽ファイル再生が可能です。
iPod / iPhoneの充電にも対応しているため、バッテリー の残量を気にすることなく音楽再生を楽しめます。
■ インターネットラジオ
世界中の18,000局以上の中からラジオ番組を楽しめるインターネットラジオ機能を搭載。MP3、WMA、AAC形式で配信される放送を聴くことができます。
お気に入りのインターネットラジオ局は、最大100件(Internet Radio / Music Serverの合計)まで登録することができます。
■ Marantz 2016 AVR Remote
「Marantz 2016 AVR Remote」は最新世代のマランツ製AVレシーバーに対応したリモコンアプリです。
スマートフォンやタブレットから、ご家庭のWi-Fiネットワーク経由で簡単に製品の操作をすることができます。
一新した画面デザインに加え、キューを採用したネットワーク音楽ファイルの再生システムを新たに搭載しています。再生したいファイルのリストを、音楽を聴きながら作ることができます。また、作成したリストをプレイリストとして保存することが可能です。
対応製品 (2015年12月現在)
AVレシーバー: SR7010、NR1606
ご注意:
* 上記以外のマランツ製品には対応しておりません。
アプリ操作に対応したその他のAVアンプ/AVレシーバーには、別途配布しております「Marantz Remote App」をお使いください。
* Network Controlの設定をOnにしてご使用ください。
* 取扱説明書をご覧になり、対象製品を最新のファームウェアにアップデートしてご使用ください。
SD / HD規格の映像信号を、4K(3,840 × 2,160ピクセル信号にアップスケーリングして、4K解像度で楽しむことができます。
また、コンポーネントビデオ、コンポジットビデオ信号もビデオコンバージョン機能により、アップスケーリングしてHDMI端子から出力することができます。
■ 画質調整(ピクチャーモード)
視聴環境の明るさやコンテンツに合わせて6つのピクチャーモードを選択することができます(スタンダード、ムービー、ビビッド、ストリーミング、ISF Day、ISF Night)。
さらに、手動で詳細な調整を行うこともできます。
テレビ画面に 表示される操作ガイドに沿って、誰でもかんたんに接続と初期設定ができるセットアップアシスタント機能を搭載。
スピーカーの接続と設定、ネットワークの接続、入力機器の接続までを画像とテキストで初心者にも解りやすくガイドします。
マランツのデザインアイコンであるポートホール・ディスプレイには入力ソース、ボリュームレベルを表示します。
フロントパネル下部のドア内にはより詳細な情報を表示するサブディスプレイを装備しています。
■ スマートセレクト機能
リモコン上の4つのスマートセレクトボタンに使用中の入力ソース、音量レベル、サウンドモードの設定などを登録することができます。
次に再生するときは、登録してあるスマートセレクトボタンを押すだけで、登録されているさまざまな設定を一度に切り替えることができます。
よく使う設定をスマートセレクトボタンに登録させることで、常に同じ再生環境を簡単に呼び出して楽しめます。
■ マルチゾーン機能(3ゾーン/3ソース)
メインルームと同じソース、または異なるソースを同時に楽しめるマルチゾーン機能を搭載。「Marantz Remote App」を使えば、家中どこからでも入力切替やボリューム操作を行うことができます。ゾーン2には映像を出力することもできます。
メインルームで9chのアンプをすべて使用していない場合には、サラウンドバック/ハイト用パワーアンプをゾーン2/ゾーン3のスピーカーにアサインすることができます。また、ゾーンプリアウトに外部パワーアンプを接続して、ゾーン2/ゾーン3のスピーカーを鳴らすこともできます。
ピュアダイレクト機能 / トーンコントロール(Bass ± 6dB、Treble ± 6dB)/ 小さな音は明瞭に、急に出る大きな音は小さく抑え深夜の視聴などに便利な「Audyssey Dynamic Volume」 / 小さな音量でも臨場感を損なわない「Audyssey Dynamic EQ」 / 圧縮音源を原音に近い状態に復元する「M-DAX2(Marantz Dynamic Audio eXpander 2 )搭載」 / 13.2chプリアウト / 金メッキ入出力端子 / 3D 映像伝送やオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応したHDMI端子 / Webコントロール機能 / Windows 8対応 / 10分から120分まで設定可能なスリープタイマー / 着脱式電源ケーブル / オートスタンバイ機能 / 目的の項目が簡単に検索できるCD-ROM取 扱説明書