定評の音質にさらに磨きをかけるカスタムパーツ
カスタムブロックコンデンサー
ハイスピード・ショットキーバリアダイオード
継承される高音質設計
精度を高めたD/A変換回路
高速アンプモジュール「HDAM®-SA2」
シンメトリーにレイアウトされたアナログ回路
こだわりのサウンドチューニング
金メッキ出力端子
Audio EXモード
フルディスクリートヘッドホンアンプ
インターフェース
iPod/iPhoneデジタル対応、フロントUSB-A入力
同軸/光デジタル出力
その他の特長
M1デザインにスピンフィニッシュのボタンを新採用
入出力端子の表示もわかりやすく
使いやすい新リモコン
クイック設定ガイド
タイマー再生対応
リモートコントロール端子
オートスタンバイ
その他の機能
メインブロック電解コンデンサーは音質を決めるうえで最も重要な部品の一つです。開発過程において、この重要なパーツは幾度も試作と試聴を繰り返し、最適なものを選択しています。CD6005には実在感の向上のために、内部の材質や端子の素材を見直したカスタムパーツを採用しました。
電源はトランスからブロックコンデンサーを経由しブリッジ回路へと供給されます。マランツではいち早く、このブリッジ回路の重要性に着目し、改良をおこなってきました。CD6005にはハイスピードなショットキーバリアダイオードを採用。トランスからダイオードまでハイスピードで安定した電源供給がCD6005のサウンドパフォーマンスを確かなものにしています。
SA8004など上級機で多くの採用実績がある高性能D/Aコンバーター、シーラスロジック「CS4398」を搭載しています。DACとクロック回路を近接させて配置することでクロック信号ラインを最短化。クロック信号の安定度を高め、DACの動作精度を向上させました。さらに、DAC電源用のデカップリングコンデンサーを大型化しより安定した電源供給を可能にしました。
オペアンプICの使用を極力避け、ディスクリート思想を早くから追求してきたマランツの製品を大きく飛躍させたのが、圧倒的なハイスルーレートを誇るオリジナル高速アンプモジュール「HDAM®」です。HDAM®は時代とともに多くのバリエーションが生まれ、初代から最新型までが適材適所に使用されています。CD6005ではHDAM®+HDAM®-SA2による電流帰還型フィルター+出力バッファーアンプが実装され、ハイスピード、ワイドレンジなサウンドを実現しています。
シンメトリー(左右対称)にレイアウトされたアナログ回路
CDプレーヤーはデジタル回路ののちDACを経てアナログ回路に信号が送られます。たとえデジタル回路が最新であっても、アナログ回路がそれに見合ったクオリティを備えていなければ最終的に音楽は思った通りに再現できません。特にサウンドステージを正確に再現しようとする場合、左右チャンネル間のクロストークやレベル差があるとサウンドステージが不自然になります。CD6005はより精緻で立体的なサウンドステージの再現のため左右チャンネルのレイアウト、シグナルパスを同じにしています。
マランツの60年に及ぶHi-Fiオーディオ設計の歴史の中で培われてきたフィロソフィー、テクノロジーを継承した徹底的なサウンドチューニングにより、定評の音質にさらに磨きをかけました。
基板上のグラウンドラインの最適化を行い、左右チャンネルの音質差を排除。デジタル回路とアナログ回路は独立した基板上にレイアウトし、信号経路も遠ざけることにより干渉をさけています。本機の持っているパフォーマンスを十分に発揮し、立体的なサウンドステージを再現できるよう、熟練のサウンドマイスターがエンジニアとじっくり時間をかけてチューニングしています。
L/R独立タイプのアナログ出力端子を余裕のある間隔で配置。大型のRCAプラグを使用したケーブルも容易に着脱できます。アナログ出力端子と、同軸デジタル出力端子には経年変化や信号の劣化を防止する金メッキ加工が施され、高品位な接続を実現します。
より純粋な音楽再生のためにAudio EXモードを装備しました。デジタル出力、FLディスプレイの動作を止めることでノイズを抑制し、さらに見通しのよい空間表現を可能としました。2種類のAudio EXモードと通常モードを設定メニューで切り替えることができます。
近年、高性能なヘッドホンの増加とともに、自宅でもヘッドホンで音楽を楽しまれる方が増えています。しかし、高性能なヘッドホンのパフォーマンスをいかすには、十分なドライブ能力、クオリティを備えたヘッドホンアンプが必要です。CD6005には、定評あるフルディスクリートヘッドホンアンプを搭載。高速バッファーアンプにより、メインのアナログ出力回路との干渉を排除しています。
iPod/iPhoneデジタル対応、フロントUSB-A入力
フロントパネルに、iPod/iPhoneからのデジタル入力に対応するUSB-A入力を装備。iPodの内蔵D/Aコンバーターを使用せず、PCM信号をダイレクトに出力し、CD6005の高性能DACによってアナログ信号に変換することで高音質再生を実現。iPodの操作は、iPodを直接操作するダイレクトモードと本機のリモコンで操作するリモートモードの両方に対応しています。リモートモードでは本機のディスプレイにアーティスト名やアルバム名、曲名などが表示されます(※英数字のみ)。iPodの充電にも対応しているため、バッテリー残量を気にすることなく音楽を楽しめます。さらに、USBメモリーに保存された音楽ファイル(WAV、MP3、WMA、AAC)の再生にも対応しています。
音楽CDに加えて、iPod/iPhone、USBメモリーからの入力信号もリニアPCM出力できる同軸/光デジタル出力を装備。D/AコンバーターやAVアンプへのデジタル出力が可能です。
シンメトリー(左右対称)レイアウト、3ピースのフロントパネル、数々の名機を彩ってきた、マランツ伝統のデザインエレメントを継承したM1デザイン。左右の美しいラウンドフォルムのピースには、グラスファイバー強化レジンを、中央にはアルミパネルを用いることで振動モードを分散させ、不要な振動を抑制しています。また、新たにスピン仕上げのボタンを採用するなど細部に至るまで改良が加えられています。
マランツは、機器の性能や機能のみならず、使いやすさの改善にも継続的に取り組んでいます。CD6005のリアパネルには、入力端子、出力端子が見分けやすいように、出力端子の周囲にドットパターンを印刷してあります。L/Rチャンネルの表記もわかりやすく大きな表示にしました。
リモコンをより使いやすくするために、ユーザーへのアンケート調査を行い、ボタンの配置や名称を見直しました。不要なボタンを減らし、使用頻度の高いボタンは押しやすい場所へ。また、マランツのアンプの操作もできるため、ペアでご使用する場合は1つのリモコンでCDプレーヤーとアンプをコントロールできます。
設置した製品をすぐに使えるように、取扱説明書とは別に見やすい簡単セットアップガイドを用意しました。また取扱説明書は付属の冊子だけではなくマランツのホームページからダウンロードすることもできます。タブレットに最適なA5サイズでいつでもお手元のデバイスで取扱説明書の確認をしていただくことが可能です。
別売りの外部オーディオタイマーと連動したタイマー再生に対応しています。再生するソースには、CD、iPod/iPhone、USBメモリーを設定できます。
マランツ専用のコントロール端子を装備。マランツ製のアンプに接続すると、アンプが受信したリモコン信号によって本機をコントロールできます。
本機が停止状態で、30分間操作をおこなわないと自動的にスタンバイ状態になり、無駄な電力消費を抑えます。この機能は設定メニューで無効にすることができます。
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- CD-TEXT対応
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- リピート、ランダム、プログラム再生
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- ディスプレイディマー(5段階)
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- 着脱式電源ケーブル